プロペラとシロッコファンの換気扇を比較

シロッコファンは換気扇の一種

換気扇と言われて思い浮かぶのは4枚、または5枚の羽が回るプロペラファンではないでしょうか。しかし、シロッコファンと呼ばれる換気扇もあり、マンションなどの集合住宅ででよく使われています。
ここでは、この二つの換気扇についてメリットデメリットの観点も含め説明していきたいと思います。

プロペラファンと全く形状の違うシロッコファン

シロッコファンとはたくさんの縦長の細長い板状の羽を円盤状に垂直に立て、円筒状にしたファンの事で、多翼送風機とも呼ばれています。このファンを回転させることで汚れた空気を吸い込み、接続されたダクトを通して屋外に排出される仕組みです。
では、プロペラファンの換気扇とはどのように違うのでしょうか。
どちらもファンを回転させて屋外に空気を排出する役割を果たしますが、シロッコファンはダクトを通して廃棄するため、外壁からの距離が遠くても設置可能であり、プロペラファンは直接外に排気するため、外壁と面する必要があるという違いがあります。
このような違いがあるため、シロッコファンはアイランドキッチンや集合住宅など、プロペラファンの排気口を設置することができない場合などに広く設置されています。

シロッコファンとプロペラファンの比較・設置編

シロッコファンは先述したとおり、ダクトを使って排気するタイプの換気扇であるため、屋内の自由な場所に設置することが可能というメリットがあります。しかし、構造が複雑であるため、価格がそのものがプロペラファンに比べて高く、設置にも費用が掛かります。また羽が多いことや羽の間隔が非常に狭いため、手入れに手間がかかるなどのデメリットもあります。
しかし、企業努力が進み、汚れが落ちやすい加工や汚れが付きにくいような加工がしてあるシロッコファンもあります。
一方プロペラファンは直接外に排気する仕組みであるため、設置環境が限られているデメリットがあります。しかし、構造がシンプルであるため、設置自体が容易であり、また価格も安価で、掃除も簡単であるというメリットがあります。

シロッコファンとプロペラファンの比較・機能編

シロッコファンは吸い込む力である静圧が高い換気扇であるため、効率が良く、プロペラファンと同じ電気量ならば安価であるメリットがあります。さらに、静圧が高いために、外風が強く、気密性の高い中高層の集合住宅の喚起に適しています。また、ダクトを通して排気するため、風の影響を受けることもなく、静かであるメリットもあります。
一方プロペラファンは、外壁に面した壁に直接設置するため外風の影響を受けやすく、気密性の高い部屋などでは風量が落ちてしまう、風量によっては回転音が大きくなってしまうというデメリットがあります。しかし、一般住宅などの気密性が低く外風の影響が少ない場所では、シロッコファンよりも風量が多いというメリットもあります。